11月10日に開催した未来をつくるkaigoカフェは千葉の薬園台にオープンしたサービス付き高齢者向け住宅「銀木犀」さんにて、下河原忠道さんよりお話を伺った後、これからの高齢者住宅に求めるものは?というテーマで皆さまと対話を通じて共有しました。
銀木犀さんの建物や居住空間、音楽サークルやダンスプログラム、地域との関わりなど様々な取り組みをお伺いする中で、その人にとっての自由な生活やリスクって一体何なのか、管理するという従来の施設サービスではない、介護をする場ではない、生活の場をつくるとは一体どういうことなのかを考える機会を頂きました。
これからは自らの意志を主張し、自分自身の趣向を大切に考える高齢者がますます増えてくる中で、今よりもさらに多様なニーズを満たせる住宅のあり方が求められます。銀木犀さんには、住み替える必要のない、社会とのつながりを持ち、いきがいを感じながら、看取りまで安心して生活できる高齢者住宅の一つのあり方として、これからも目指す形を追求し、発信していってほしいと思いました。
カフェには様々な地域で、様々な形でモデルケースとも言える活動をされている方達にお越し頂いていますが、やはりその方達一人ひとりの発信力が業界をより魅力あるものへ変えていくことができると思います。
これからもカフェはそのようなつながりを、対話を通じて実現できる場としてありたいと思いますし、今回、お食事やスイーツ、温かいおもてなしをして下さった下河原さんはじめ、奥様、銀木犀のスタッフさん、ご一緒頂いたカフェの皆さまには、素敵な時間をご一緒することができて本当に感謝します。