2月17日に開催した未来をつくるkaigoカフェは「ここで働きたいが生まれる職場とは?」
会場とオンラインを合わせ、全国各地からケアに関わる熱い仲間が集い、働きがいとキャリアデザインについて語り合う、実りの多い時間になりました。
みなさんの実践から見えてきたのは、仕組みづくり以上に人の心にどう向き合うかが職場の未来を左右する、ということでした。
脇さんからは、心理的安全性を見える化する取り組みについてお話しいただきました。職場の状態を可視化し、家族・同僚・利用者という優先順位を明確にしながら、関係性の質を土台に組織を再生していくアプローチは、科学的でありながら情熱に満ちたものでした。安心して本音を語れる土壌は偶然には生まれない。意図して耕し続けるものだというメッセージが、多くの皆さんの心に響いていました。
鞆さんは、特養の現場一筋18年の歩みを通して見つけた誇りについて語ってくださいました。入居者様一人ひとりの人生と向き合うケアへと姿勢を深めてこられたこと。目の前の一人を大切にし続けることが、やがて自分自身の人生を丁寧に歩むことにつながっていく。その等身大の言葉に、介護職としての誇りをあらためて思い起こした方も多かったのではないでしょうか。
そして井口さんからは、職員がやりたいことをやれる環境を本気で整えてきた取り組みについて共有いただきました。一人ひとりの想いに耳を傾け、その挑戦を後押しする姿勢を貫いた結果、離職率が大幅に低下したという実績は、働きがいの本質を示していました。人を引き留めるのは制度や条件だけではなく、あなたの挑戦を応援しているという明確なメッセージなのだと、改めて気づかされました。
私たちの現場は、日々忙しく、人手不足の中にあります。だからこそ仕組みや効率を優先せざるを得ない場面も少なくありません。しかし、働きがいは仕組みだけで生まれるものではなく、「自分の思いが聞かれている」「ここにいてもいい」と感じられる、ささやかな実感の積み重ねから育まれていくのだと思います。
「本当はどうしたい?」「何がしんどい?」そんな言葉にしきれない思いを後回しにせず、安心して語り合える対話の場があるかどうか。それが、これからの職場の未来を大きく左右していくのだと強く感じました。
ご参加いただいた皆さま、そして登壇いただいたゲストの皆さま、本当にありがとうございました

