「未来をつくるkaigoカフェ2周年企画」

kaigoカフェ通信

未来をつくるkaigoカフェは2年前の春、対話を通じて介護にかかわる方同士の気づきやつながりの場を始めたい、とfacebookを通じて呼びかけたことからスタートしました。介護にまつわる日々の投稿から共感してくれる方やカフェの活動に関心を持って下さった数人の賛同者からスタートしたカフェが、2年経ち、こんなにも多くの皆さまとのご縁を頂ける場になるとは、私自身も想像していませんでした

お越し頂いた方から、また新たなご縁がつながり、前向きな介護職や介護に関わる方同士の学びや気づき、つながりの場となれていることを本当に嬉しく思っていますし、これもひとえに皆さまのおかげと感謝の気持ちで一杯です。カフェはこの1年間で認知症や食事、音楽、介護に必要な発想、離職、小規模多機能、ナラティブなど、介護を語るには欠かせないテーマを取り上げてきました。そのようなテーマを通じて、介護の本質について考える機会や、日常では忘れがちな初心に帰ること、当たり前と言われることを振り返ることの大切さ、など様々な気づきを頂いています。また、お越し頂いた方からも、一般的な研修やセミナーでは得られない学びや出会いがある、自分を組織の外側から客観的に見る機会になる、カフェでの出会いがつながり、地域や仕事上でも様々なかたちで活かされているなどの声を頂いています

これからもカフェでは、介護の奥深さ、本質を理解し、介護の世界に愛着と誇りを持って働く人を増やし、対話を通じての学びからファシリテータ―型のリーダーの創出に貢献したいと思っています。また、閉塞感のある業界の中で、他職種の連携を促せるような風通しのよい場であるために、しがらみや役職などと関係のない世界で純粋な対話を通じてのつながりがつくれる場を引き続きつくっていきたいと思っています。そして介護の3Kに代表されるような世の中から持たれているマイナスのイメージをカフェの活動を通じて、主体的に変えていけるよう発信をしていきます

最近では、カフェのことを知った介護に関わる方や介護家族の方が、自分も同じような場を始めたい、と連絡を頂くことも増えている中で、私自身がお伝えできることやご協力できることはさせて頂きつつ、介護業界における対話の場づくりにも貢献していきたいと思いますし、これからもkaigoカフェらしさを活かしつつ、皆さまのご協力を頂きながら、2周年を迎えるカフェをますます進化、発展させていくことができたらと思っていますので今後ともどうぞよろしくお願いいたします