第7回「未来をつくるkaigoカフェ」

kaigoカフェ通信

4月16日に開催した「未来をつくるkaigoカフェ」は訪問診療医の佐々木淳さんに「もしも介護保険がなかったら」というテーマでお話頂いた後、各テーブルに分かれてワールドカフェ形式の対話で共有して頂きました。

当初、今回のテーマでの対話の発展性を考えた時、私自身としましても少々心もとない心境ではありましたが、そのような心配は全く必要ない程、皆様から様々 な視点、切り口からのお話があり、まだまだ時間がほしい、半日ぐらいかけてやりたい、などのご意見が出たり、テーマによる気づきや発見をさらに深めたいと思って頂けた方もいらっしゃり、大変嬉しく思っております。ここでの気づきを活かして自分らしい行動につなげていくことができたらいいなとも思っております。

今回「もしも介護保険がなかったら」というテーマを振り返ってみて、改めていくつかの視点を頂く中で、これからの高齢者の求めるニーズにマッチした新しいサービスを定着させるためにはどんな制度やしくみが必要なのか?また地域にある様々な強みを活かしきるためにはその資源をつなげる存在が必要で、それはどんなあり方が適切なのか?という点が特に意識していく必要がある視点ではないか、と感じました。

また、介護でも医療でも地域でも、どんな分野でも物事を一体的に見ていくことが必要で、介護に関しても、介護保険の枠組みだけで考えるのではなく社会保障全体、日本という国全体で見ていくことが大切で、いつも意識して持つ必要がある点ではないか、と感じました。これからも組織の中での枠組みや自分の専門分野だけに捉われず、広い視野を持って物事を複合的に見ていく目線を大切にできたらとの思いを強くしました。皆様と共有する中で大切な視点に改めて気づくことができ本当に感謝します(^^)

今回のようなテーマでゲストを引き受けて下さった佐々木さんには本当に感謝していますし、たくさんの刺激的な気づきや発想を頂けましたので、これからしっ かり自分の中で整理していきたいと思っております。佐々木さん始め、参加して下さった皆様、充実した対話の時間を本当にありがとうございました(^- ^)/