7月25日に開催した未来をつくるkaigoカフェは「食べること 生きること~食べられるまちづくりとは~」というテーマで、ふれあい歯科ごとう代表の五島朋幸さんに食支援を中心にした新宿でのまちづくりの実践についてお話頂いた後、対話で共有しました。
「食べるを支える」口では言うのは簡単ですが、目に見えない高度な専門性が必要になります。
多職種がそれぞれの専門性をしっかり発揮して、はじめて連携が成り立ちます。介護は専門職として、多職種に必要な情報を具体的な言葉で伝えられているでしょうか?
また、あらゆる職種にいえることかもしれませんが、栄養や嚥下などに関する知識不足も、食べることを諦める要因になっているかもしれません。
五島先生を始め、新宿の食支援チームは、先生の強力なリーダーシップのもと、プロの専門職の方が引き寄せられ、それぞれの強みを活かしている素晴らしい取り組みです。他の地域で同様の動きは難しくても、一人ひとりの行動を変容させていくことはできるはずですし、大規模なものでなく、小さなチームで成功事例をつくり、それを広げていくこと、「見つける、つなぐ、結果を出す→広げる」の流れをあちこちでつくっていくことで、きっと大きな流れがつくれるのではないかと思います。
リスクのために食事形態を下げることが私たちの役割ではないですね。いかに可能性を見つけ、少しでも食べる、さらに美味しく食べるの実現の後押しをすることができるかが私たちに求められています。
食支援を通じて、本当の意味で連携を実現させなければ、豊かな未来はつくれない、私も行動につなげたいと思います。
当日は様々な研究会のご紹介や嚥下食の試食などもさせて頂きました。まちづくりを食から考える貴重な機会に感謝です。
ゲスト ふれあい歯科ごとう 代表 五島朋幸さん
共催 新宿食支援研究会
協力 おうちで歯科 https://ouchide.lifull.net/