5月30日に開催した未来をつくるkaigoカフェは「未来をつくるkaigoカフェ×介護ロボットオンライン」として、これからのケアの現場には欠かせない、介護ロボット、ICT、IOTについて、3名のゲストの取り組みのお話を伺い、最新のテクノロジーをブース体験して頂きつつ、「介護や医療の現場にどう活かせるか」というテーマで対話で共有しました。
ゲストのお話や体験、対話を通じて、介護ロボットやICTは、まだまだ現場レベルで使いこなすまでには至っていない現状がある中で、単なる業務の効率化を図る、という目的ではなく、どんな未来をつくるために使用するのかをしっかり向き合って考えていく必要があると感じました。
そして今回は、開発に込められたストーリーや利用する方のこれまで歩んできた歴史や現在を共有することの大切さを知り、ナラティブな物語があって初めてその商品が生き物になるのではないか、ということを感じました。
目の前のたった一人の人の困りごとを解決する、というところからすべては始まり、やがては生活の中で欠かせない、当たり前のものになっていくのかもしれません。
超高齢、少子、多死社会。人材不足はこれからも変わらず、ますます減っていく中で、まず取り入れて軌道修正しながら活用の幅を広げていく、または限定した利用で目的を明確化するという方法もあるのではないかと思いました。
トライ&エラーを恐れず行動していくトップが増えていくことで、業界も新しいもの、変化を受け入れる風土づくりにもつながっていくのではないかと思います。
私自身も今回の経験を通じて、介護ロボットやICTが以前より身近な存在として感じられるようになりました。自らの事業所で、利用者の方、職員がより豊かに生活できる、働けるためにどんなものが必要か?という目線をこれから磨いていきたいと思っています。時代に欠かせない視点を皆さんと楽しく共有することができ感謝します。
ゲスト
ケアコラボ株式会社 上田幸哉さん
トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社 代表 中西敦士さん
株式会社オトングラス 高橋昌希さん
協力 ケンブリッジテクノロジー&パートナーズ株式会社
☆WEBサイト「介護ロボットオンライン」さんのイベントレポートはこちらからご覧ください。
https://kaigorobot-online.com/contents/140