3回の講座を通じて、介護と演劇はとても相性がいい、という以上に、演劇の要素は利用者の方はもちろん、他職種や家族の方と信頼関係を気づいていく上で欠かせないものではないか、との思いを強くしました。
ケア職は俳優や演出家になって、ご本人の人生のドラマにどのような彩をそえることができるのか?それぞれの個性を活かした役割を演じることが求められます。
業務に追われるケアの現場では、認知症や障害のある方に対して、一人の人として接するという、当たり前のことを当たり前に行うことがままらなない現実もある中で、演劇を通して「どんな対応をすれば、相手は心地よく、満足して頂けるのか」という視点に改めて向き合い、日頃のケアを振り返ることができました。
ケアに関わるすべての人が目の前の方のその人らしい人生に向けて、魅力的な助演俳優で演出家になることができたら、希望が溢れる未来がつくれるのではないか、と思えた貴重な時間になりました。
講師の劇団oibokkeshi代表の菅原直樹さんはじめ、ご一緒頂いた皆様、ありがとうございました。演じる楽しさを忘れることなく、実践に活かしていきたいと思います(^^)