3月26日に開催した未来をつくるkaigoカフェは「海外人材」をテーマに、ともに働くために何が必要なのか、受け入れ、教育、雇用に関わる方にそれぞれお話を伺い、対話で共有しました。
EPAや技能実習制度、来月から始まる特定技能制度など、皆さんのお話からこれからのあるべき方向性が見えてきました。 海外人材を労働力としてではなく人として受け入れていくこと、文化の違いを理解し誰もが働きやすい環境をつくること、ともに働くには、これまで日本人同士、あうんの呼吸や暗黙の了解でやりとりしていたことを、言語化し、わかるように伝えること、など自分たちのこれまでやってきた介護を振り返り、見直していく機会ととらえることができるかもしれません。 今回ベトナムから中継で、ベトナムで働く介護福祉士の土橋さんに現地での気づきや課題をシェアしてもらいました。モンゴルやフィリピンの留学生からも、介護現場での困り事や心掛けていることなどもお聞きできました。急きょご参加頂いた山本左近さんからは留学されていたご自身のご経験のお話を伺うことができました。共通していることは、「自分自身が海外で外国人になる」という経験。相手の立場に立つには、やはり自分がその立場に置かれなくてはわからない、日本人はその経験が不足しているからこそ現地に行く、生の声を積極的に聞く必要があるのではないかと感じました。
これから海外人材と働くことが当たり前になる中で、先進的な事例や生の声を聞くことができ、貴重な学びの機会になりました。
ゲストスピーカー
小林英一さん 学校法人 敬心学園 職業教育研究開発センター
坂口津江さん 伸こう福祉会 川崎事業責任者
井口健一郎さん 小田原福祉会 人材開発部長
菅沼蔵人さん 株式会社 ソーイングボックス代表取締